│ 報第21号
一般財団法人熊本国際観光コンベンション協会の
経営状況に │
│ ついて
│
│ 報第22号
公益財団法人熊本市
美術文化振興財団の
経営状況について │
│ 報第23号
一般財団法人熊本市社会教育振興事業団の
経営状況について │
│ 報第24号
公益財団法人熊本県
武道振興会の
経営状況について
│
│ 報第25号
株式会社熊本流通情報センターの
経営状況について
│
│ 報第26号
一般財団法人白川水源地域対策基金の
経営状況について │
│ 報第27号
植木まちづくり株式会社の
経営状況について
│
│ 地方公営企業法第30条第4項の規定に基づく
│
│ 平成27年度熊本市
公営企業会計決算審査意見書 │
│ 同条第6項の規定に基づく
│
│ 平成27年度熊本市病院、水道、下水道、
工業用水道、交通各
事業決算報 │
│ 告書及び財務諸表
│
│ 地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項の規定に基づく │
│ 報第28号 財政の健全性に関する比率について
│
│ 地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項 │
│ の規定に基づく
│
│ 平成27年度決算に基づく
健全化判断比率等審査意見書 │
│ 地方公共団体の財政の健全化に関する法律第22条第1項の規定に基づく │
│ 報第29号
資金不足比率について
│
│ 地方公共団体の財政の健全化に関する法律第27条第6項において準用する │
│ 同条第1項の規定に基づく
│
│ 報第32号
交通事業経営健全化計画による
交通事業の経営の健全化の完 │
│ 了について
│
│ 監査委員より、
│
│ 地方自治法第235条の2第3項の規定に基づく
│
│ 熊監発第115号
例月出納検査の結果について
│
└─────────────────────────────────────┘
─────────────────────────────────
○
澤田昌作 議長 日程第1「会期の件」についてお諮りいたします。
今回の定例会の会期は、本日から9月27日まで30日間とすることに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
澤田昌作 議長 御異議なしと認めます。
よって、会期は本日から9月27日まで30日間とすることに決定いたしました。
─────────────────────────────────
○
澤田昌作 議長 日程第2ないし日程第64を一括議題といたします。
市長の
提案理由の説明を求めます。
〔
大西一史市長 登壇〕
◎
大西一史 市長
提案理由の説明に先立ち、不適切な
事務処理につきまして、御報告とおわびを申し上げます。
本年3月に公表いたしました、
下水道受益者負担金の徴収権が消滅時効となっていた問題について、継続して調査を実施してまいりましたが、このたび調査結果がまとまりましたので、御報告申し上げます。
調査の結果、
事務処理マニュアルを策定しました平成19年度以降の不適切な
事務処理等により、
下水道受益者負担金約5,500万円が徴収不能となっておりました。また、このことに関連し、8月22日付で当時の関係者3名を減給などの
懲戒処分としたほか、
管理監督の職にあった者9名を
訓告処分としたところであります。
このような不適切な
事務処理となったことを大変重く受けとめており、
議員各位を初め市民の皆様に対しまして、深くおわび申し上げます。
今回の問題が生じた要因には、業務の懈怠や管理のあり方に問題があったと考えており、今後、職員の徹底した意識改革や組織体制、
管理体制の見直しを進め、再発防止に努めるとともに、市政の信頼回復に全力で取り組んでまいる所存であります。
引き続き、平成28年
熊本地震に関する
対応状況等につきまして御報告させていただきます。
市政始まって以来の未曽有の大災害となっております
熊本地震の発生から4カ月が経過いたしました。改めまして、今回の地震とその後の集中豪雨、さらには避難中に亡くなられた方々の御冥福を衷心よりお祈り申し上げますとともに、被災された全ての皆様に対し、心からお見舞いを申し上げます。
今月に入りましても震度4の地震が発生するなど、今なお余震が続いておりますが、先月11日には政府の
地震調査委員会から、マグニチュード5程度の余震が発生する可能性が低下したとの見解が示され、また震度1以上の地震がない日も発生するなど、
地震活動収束の兆しも見えつつあります。
このような中、本震発生直後、最大約11万人を超えておりました
避難者数は、市民の皆様の
日常生活の復旧に向けた活動や、被災者の方々を支えていただいている地域や
各種団体、国や県、他の自治体からのさまざまな支援等により減少しておりますが、いまだ100名を超える方々が避難所で不便な生活を余儀なくされております。また、住宅や事業所などの家屋に被害を受けられた方や仕事を失われた方などもおり、いまだ震災前の
生活環境を取り戻すまでには至っていない状況にあります。
本市といたしましては、被災者お一人お一人に寄り添い、御意見や要望等を賜りながら、避難されている方々を初め、被災されました全ての市民の皆様が一日も早く
生活再建ができますよう、引き続き、職員一丸となり、取り組んでまいる所存であります。
また、市民、地域、行政が力を結集し、震災からの
早期復旧、そして、安全安心な熊本の再生と創造に取り組んでいくための指針となる、熊本市
震災復興計画の策定を進めております。
この
復興計画につきましては、
復興座談会や
震災復興検討委員会等において、被災者や有識者の皆様の御意見を賜りながら素案を取りまとめたところであり、先般の
熊本地震からの復旧・復興に関する
調査特別委員会でお示ししたところであります。
今後、
議員各位はもとより、広く市民の皆様から御意見を伺いながら、計画に掲げる主要な施策や
具体的取り組みについて体系的に取りまとめ、復旧・復興を着実に推進してまいりたいと考えておりますので、
議員各位には、今後とも、さらなる御支援と御協力を賜りますようお願い申し上げます。
それでは、提出議案について説明に入らせていただきます。
今回の
補正予算案は、ただいま報告させていただきました
熊本地震に関連した
被災者支援や
公共施設の復旧等に要する経費のほか、
介護保険法改正に伴う
システム改修経費や国、県からの
補助内示に伴うもの等、今後の業務推進上、速やかに対応する必要があるもの、さらには
水前寺江津湖公園や
勤労者福祉センター等の施設の
指定管理に伴う
債務負担行為などを提出しております。
まず、
補正予算案の概要について申し上げますと、
一般会計において640億2,912万円の増額、補正後の予算額3,940億385万円、
特別会計において1億7,140万円の増額、補正後の予算額2,241億3,788万円、
企業会計において108億5,837万円の増額、補正後の予算額899億1,768万円となり、合計では補正額750億5,890万円、補正後の予算額は7,080億5,942万円となりました。
補正後の予算を前年同期と比較いたしますと、
一般会計では32.1%の増、
特別会計では4.6%の増、
企業会計では9.0%の増となり、全体の合計額では19.0%の増となっております。
主な内容について申し上げますと、まず、平成28年
熊本地震関連の
補正予算ですが、今回の
補正予算案では、
被災者支援や
生活再建等に要する経費と、
公共施設の復旧等に要する経費を計上しており、合計で731億7,837万円となっております。
まず、
被災者支援や
生活再建に関連した経費について、区分別に御説明申し上げます。
1点目は、避難所の設置運営に関連するもので、避難所における夜間警備や清掃業務の委託等に要する経費のほか、
炊き出し等の救助活動を行った
校区自治協議会に対する給付金を計上しております。
次に、被災者への経済的な支援に関連する経費といたしまして、住家が全壊または半壊された世帯に対する
災害見舞金の支給のほか、今回の地震により亡くなられた方々の御遺族に対する
弔慰金等の経費を計上しております。
また、住まいの支援に関連する経費として、
被災住宅の応急修理に要する経費や、みなし
応急仮設住宅として活用します
民間賃貸住宅の
借り上げ経費のほか、液状化や
崖崩れ等の
被害状況を把握するための
調査経費等を計上しております。
次に、
震災廃棄物対策でありますが、今回の震災により発生しました
災害廃棄物の収集運搬や
処分経費のほか、
被災家屋の解体や撤去に要する経費などを計上しております。
また、
農水産業の
復旧支援につきましては、被災された
農漁業者への支援として、
農業用倉庫等の復旧に対する助成のほか、農業や水産業の
共同利用施設の復旧に対する助成、さらには、被災した
ノリ乾燥機の点検、整備に対する助成等を計上しております。
次に、
民有施設等への支援といたしまして、
商店街アーケード等の復旧に対する助成や、
地域公民館の修繕等に対する
助成経費を計上しております。
被災者支援関連の最後は、支援の実施や相談のために必要となる経費といたしまして、法律相談や
被災者情報の管理に要する経費のほか、
罹災証明書の発行に要する経費、さらには
災害対応に要しました
職員人件費等を計上しております。
次に、
公共施設や
土木施設等の復旧に要する経費について御説明申し上げます。
まず、
公共施設の復旧につきましては、小中学校の校舎及び
体育館等の復旧に要する経費や、環境工場や
埋立処分場等の
廃棄物処理施設の復旧に要する経費を初め、
市営住宅や
総合体育館、
市民会館等の
文化施設、さらには
動植物園や
くまもと森都心プラザ等、被害を受けました多くの
公共施設の復旧に要する経費を計上しております。
また、本市のシンボルでもあります熊本城につきましては、崩壊しました石垣の撤去や建造物の
応急対策、天守閣の
本格復旧に向けた
調査設計経費のほか、
復旧支援に係る
復興城主募集経費を計上しております。
次に、
土木施設の復旧につきましては、被災しました道路橋梁や河川、
公園施設等の復旧に要する経費を計上しております。
また、
農水産業施設の復旧につきましては、被災しました農地や水路、
揚水機等の
農業用施設の
復旧経費のほか、
漁港施設の復旧に要する経費等を計上しております。
次に、
社会福祉施設の復旧についてでありますが、
老人福祉センターや障がい
者福祉センター、
公立保育所の復旧に要する経費のほか、民間の
老人福祉施設や障がい
者支援施設、
保育所等の復旧に対する助成を計上しております。
このほか、地震の犠牲になられた方々の慰霊祭の
開催経費や、復興を進めるに当たり市民の皆様と議論を深めるための
シンポジウム開催経費等を計上しております。
また、
歳入予算につきましても、市税の減免等による
減収見込みに加え、熊本城や
動植物園など震災の影響を受けました施設の使用料の減額を計上しております。
以上が、
震災関連の経費でありますが、これらの復旧・復興に
マンパワーを集中するため、当初
予算計上事業についても一定の見直しを行い、国の
補助内示による減額や、(仮称)
熊本城ホールの
購入費総額の縮減及び
整備スケジュールの
見直し等も合わせ、約100億円の減額を計上しております。
次に、
災害関連以外の予算の主な内容につきまして、部門別に御説明申し上げます。
まず、
政策部門では、県の補助を活用した
土砂災害特別警戒区域内の
住宅移転に係る
助成経費を計上しております。
また、
市民部門では、
社会保障・
税番号制度への対応として、
地方公共団体情報システム機構への負担金を計上しております。
次に、
健康福祉部門では、
介護事業者が導入します
介護支援機器の
購入助成や、
介護保険法改正等に伴う
生活保護システムの
改修経費等を計上しております。
また、
環境部門では、家庭での災害時におけるエネルギーの自給自足を促進するための普及啓発経費を計上しております。
次に、農水部門では、6月の集中豪雨により被害を受けました農地や
農業用施設等の復旧に要する経費のほか、園芸施設等の農業共済に加入する農業者の掛金に対する助成等を計上しております。
次に、経済観光部門では、県と連携し、2019年に開催しますラグビーワールドカップや女子ハンドボール世界選手権大会の開催準備経費を計上しております。
また、都市建設部門では、6月の集中豪雨により土砂が流入しました公園の
復旧経費等を計上しております。
最後に、教育部門では、避難所で使われていた空調を市立幼稚園で再利用するための移設経費等を計上しております。
以上が、
補正予算の歳出の説明でありますが、これを賄う財源として、それぞれの歳出に見合う国、県支出金等の特定財源や市債を計上しますとともに、一般財源として繰越金を充当しておりますほか、
熊本地震関係経費の財源としまして、財政調整基金64億円を取り崩して活用することとしております。
続きまして、条例議案でありますが、主なものといたしまして、熊本市
附属機関設置条例の一部改正について御説明申し上げます。
これは、平成28年
熊本地震により被害を受けた熊本城の天守閣等の復旧に関し、市長の附属機関として熊本城災害復旧事業受託事業者選考委員会を設置する等のため、所要の改正を行うものであります。
その他の議案につきましては、末尾に簡単な理由を付しておきましたので説明を省かせていただきます。
以上で説明を終わりますが、何とぞ慎重に御審議の上、御賛同いただきますよう、お願い申し上げます。
○
澤田昌作 議長 市長の
提案理由の説明は終わりました。
それでは議案を付託いたします。
お手元に配付しております付託議案一覧表のとおり、それぞれ関係委員会に付託いたします。
┌─────────────────────────────────────┐
│ 平成28年
│
│ 第3回定例会 委員会付託議案一覧表
│
│ 予算決算委員会
│
│ 議第179号 平成28年度熊本市
一般会計補正予算 │
│ 議第180号 同 国民健康保険会計
補正予算 │
│ 議第181号 同
介護保険会計補正予算 │
│ 議第182号 同 農業集落排水事業会計
補正予算 │
│ 議第183号 同
競輪事業会計補正予算 │
│ 議第184号 同 地下駐車場事業会計
補正予算 │
│ 議第185号 同 熊本駅西土地区画整理事業会計
補正予算 │
│ 議第186号 同 植木中央土地区画整理事業会計
補正予算 │
│ 議第187号 同
病院事業会計補正予算 │
│ 議第188号 同
水道事業会計補正予算 │
│ 議第189号 同 下
水道事業会計補正予算 │
│ 議第190号 同 工業用
水道事業会計補正予算 │
│ 議第191号 同
交通事業会計補正予算 │
│ 議第192号 熊本市
附属機関設置条例の一部改正について
│
│ 議第194号 熊本市
手数料条例の一部改正について
│
│ 議第236号 平成27年度熊本市各会計(
公営企業会計を除く。)決算につ│
│ いて
│
│ 議第237号 同
病院事業会計決算の認定について
│
│ 議第238号 同
水道事業会計利益の処分及び決算の認定に│
│ ついて
│
│ 議第239号 同
下水道事業会計利益の処分及び決算の認定│
│ について
│
│ 議第240号 同
工業用水道事業会計利益の処分及び決算の│
│ 認定について
│
│ 議第241号 同
交通事業会計決算の認定について
│
│ 総務委員会
│
│ 議第232号 財産の取得について
│
│ 議第233号 同
│
│ 議第234号 同
│
│ 議第235号 同
│
│ 教育市民委員会
│
│ 議第231号 公の施設の他の団体の利用に関する協定について
│
│ 厚生委員会
│
│ 議第193号 熊本市
民生委員定数条例の一部改正について
│
│ 都市整備委員会
│
│ 議第195号 市道の認定について
│
│ 議第196号 同
│
│ 議第197号 同
│
│ 議第198号 同
│
│ 議第199号 同
│
│ 議第200号 同
│
│ 議第201号 同
│
│ 議第202号 同
│
│ 議第203号 同
│
│ 議第204号 同
│
│ 議第205号 同
│
│ 議第206号 同
│
│ 議第207号 同
│
│ 議第208号 同
│
│ 議第209号 同
│
│ 議第210号 同
│
│ 議第211号 同
│
│ 議第212号 同
│
│ 議第213号 同
│
│ 議第214号 同
│
│ 議第215号 同
│
│ 議第216号 同
│
│ 議第217号 同
│
│ 議第218号 同
│
│ 議第219号 同
│
│ 議第220号 同
│
│ 議第221号 同
│
│ 議第222号 同
│
│ 議第223号 同
│
│ 議第224号 同
│
│ 議第225号 同
│
│ 議第226号 同
│
│ 議第227号 同
│
│ 議第228号 同
│
│ 議第229号 市道の廃止について
│
│ 議第230号 同
│
└─────────────────────────────────────┘
─────────────────────────────────
○
澤田昌作 議長 次に、日程第65 議第242号「
監査委員の選任同意について」を議題といたします。
〔議題となった案件〕
┌─────────────────────────────────────┐
│ 議第242号 │
│ 平成28年8月29日提出│
│
監査委員の選任同意について
│
│ 熊本市
監査委員に次の者を選任したいので同意を求める。
│
│ 熊本市長 大 西 一 史│
│ 高 島 剛 一
│
└─────────────────────────────────────┘
○
澤田昌作 議長 市長の
提案理由の説明を求めます。
〔
大西一史市長 登壇〕
◎
大西一史 市長 ただいま上程されました議第242号「
監査委員の選任同意について」の
提案理由を申し上げます。
本件は、現
監査委員坂本邦彦氏が本年9月7日をもちまして任期満了となりますことに伴い、新たに高島剛一氏を本市
監査委員に選任しようとするものであります。
高島氏は、昭和30年の生まれで、慶應義塾大学法学部を卒業後、平成元年に東京地方検察庁検事として任官されました。その後、平成10年に弁護士となられ、以来、熊本県弁護士会会長、日本弁護士連合会常務理事として活躍されたほか、平成26年からは熊本県労働委員会公益委員を務めておられます。
高島氏は、人格が高潔で、地方公共団体の財務管理、事業の経営管理その他行政運営に関し、すぐれた識見を求められる
監査委員として適任であると考え、選任同意をお願いする次第であります。
○
澤田昌作 議長 市長の
提案理由の説明は終わりました。
本案に対し質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
澤田昌作 議長 別に御質疑もなければ採決いたします。
本案に対し御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
澤田昌作 議長 御異議なしと認めます。
よって、本案は「同意」することに決定いたしました。
─────────────────────────────────
○
澤田昌作 議長 本日の日程はこれをもって終了いたしました。
この際、お諮りいたします。
明30日は、議案調査のため休会いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
澤田昌作 議長 御異議なしと認めます。
よって、明30日は休会することに決定いたしました。
次会は、8月31日(水曜日)定刻に開きます。
─────────────────────────────────